特徴

V2Hは充放電設備!非常用電源や家計の負担も抑制!特徴を活用しよう!

V2Hっていったい何?と思っている方もいるかと思います。どんあ特徴があるの?と気になることでしょう。

こんなお悩みがある方

・V2Hって何?

・どんな特徴があるの?

・メリットやデメリットは?

・V2Hに必要なものってあるの?

・V2Hメーカーや価格はいくらするの?

そんな不安を抱えている皆さんに、少しでも問題解決できるように分かりやすく住宅用V2Hに関して解説していきます。

管理者
管理者

【この記事の信頼性】

太陽光業界に2009年から活動している管理者(営業・2種電気工事)が、メーカーや販売業者、商社から色々情報を入手して、住宅用V2Hの勉強をしたい人向けに、失敗しない住宅用V2H導入方法の解説をしています。

この記事は、住宅用V2Hとは何なのか。どんな特徴があるのかについてお伝えしていきます。

この記事を読むメリット
この記事を読んで頂ければ、V2Hのことが分かりますので、電気代を下げたり停電対策の一つの手段として考えていくことができるでしょう。

V2HはEV車と家を繋ぐ充放電設備になります。EV車に充電したり、EV車の電気を放電したりすることができます。大きな特徴は、電気代の削減ができたり、停電対策にも活用できる点になります。

もちろん他にもメリットがあります。逆にデメリットもありますので確認しておきましょう。

V2Hの選び方や導入の流れ、価格も解説していますので参考にしてみてください

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V2HはEV車と家を繋ぐ充放電設備

V2Hとは、「Vehicle to home」(ビークル トゥ ホーム)の略称で、「乗り物(Vehicle)から家(home)へ」という意味になります。電気自動車に蓄えられた電気を家に送ったり、電力会社の電気や、太陽光発電の電気を電気自動しに蓄えたりできる充放電設備になります。

V2Hの仕組み

V2Hの電気の仕組みを知っておきましょう。全体像がイメージできれば電気の流れもわかることでしょう。

太陽光発電で発電した電気をご家庭で使用し、余った電気はV2Hを通して電気自動車に貯めることができます。また曇りや雨の時は、電力会社の電気もV2Hを通して電気自動車に溜めることができます。そして、電気自動車に溜まっている電気はV2Hを通してご家庭で使うことも可能です。

V2Hの機能

V2Hの機能としては変換機になります車に溜まっている直流電力をV2Hで交流電力に変換しご家庭で使えたり、その逆の交流電力を直流電力に変換し電気自動車に電気を溜めたりできるのがV2Hということになります。イメージで言いますと、太陽光発電で使用するパワーコンディショナの役目と一緒です。電気自動車バージョンと思っていただければ良いでしょう。それに付加価値がついて停電時にも電気自動車の電気を使うことも可能です。

V2Hの特徴

V2Hの大きな特徴がありますので紹介していきます。その特徴は「電気代の削減ができる」、「非常用電源として活用」ができる点です。

上手にモードを活用して電気代の削減ができる

まずはV2Hがあることで電気代の削減ができるということです。

例えば電気料金の安い夜間にEV車に充電し、それを昼間に使うことで電気代を節約することができます。いわゆる蓄電池の代わりになるってことです。

卒FITの場合なら売電単価が安いので、売るよりEV車に電気を溜めて使った方がお得です。その分電力会社から電気を買わなくて済みますので電気代を抑えれます

これは上手にモードを活用すれば電気代を大幅に下げることができます

EV車が蓄電池変わりで非常用電源として活用

V2HはEV車の電気を使って非常用電源としても活用できます。停電が起きれば家の電気は真っ暗になりますが、V2HとEV車を繋いで停電用に切り替えれば家中の電気が使えるようになります

災害は今どこでいつ起きるか分からないご時世ですので、安心して過ごすことができるでしょう。

V2Hのメリット・デメリット

V2Hのメリットメリットもありますので参考にしてみてください。

V2Hのメリット8選

  • 電気代の削減ができる
  • 停電時でも電気が使える
  • 電気自動車(EV車)に充電できる
  • EV車に溜まっている電気を家で使える
  • 蓄電容量が大きい
  • 充電時間が早い
  • 太陽光発電の余剰電力を有効活用できる
  • 環境に良い

V2Hのデメリット5選

  • 電気自動車が必要
  • 対応車種が限られる
  • バッテリー劣化
  • 設置場所の確保がいる
  • 設置費用がかかる

V2HはEV車やPHEV車が必要

V2Hに対応してる電気自動車メーカーは9メーカーあります。

V2Hに対応している電気自動車メーカー
  • 日産
  • 三菱
  • トヨタ・レクサス
  • ホンダ
  • マツダ
  • スバル
  • BYDAutoJapan
  • Hyundai
  • ベンツ

V2Hメーカーによって非対応の対応車種もありますので、確認は必要です。

太陽光発電があればV2Hの効果は抜群

V2Hは太陽光発電との組み合わせが抜群に良いです。V2Hを使って電気自動車を充電する場合、電力会社から電気を買って充電するのか、太陽光発電で発電した電気を使って充電するのかで電気料金が大幅に変わってきます。これから電気代が上がっていけば、ますます経済的メリットの差は広がっていきます。なので、太陽光発電が設置できるご家庭は、この機会に検討してみても良いでしょう

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V2Hの選び方のポイント

V2Hの選び方のポイントは、ライフスタイルで選ぶのが基本です。ご家庭によって生活リズムや家電製品の設備はまちまちです。なので、ご自身のライフスタイルで選択することが良い選択につながってきます。

例えば、操作は楽が良い、太陽光発電の余剰電力を効率よく使いたい、停電時に安心したいとなればニチコンV2Hのプレミアムモデルに向いているでしょう

詳しくは下記の記事で解説しています。

V2Hメーカー

V2Hの取り扱いメーカーは、ニチコンとオムロン、パナソニック、長州産業、長府工産、デンソー、東光高岳がありますので紹介していきます。

【V2Hの取り扱いメーカー】

先々では、ダイヤゼブラが発売予定になっています。

ニチコンのV2H

住宅用V2HはニチコンのEVパワーステーションが主流です。ニチコンのV2Hはラインナップが豊富

【ニチコンV2Hのラインナップ】

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シャープのV2H

住宅用V2Hでシャープは3連携型のV2Hになります。3連携型は太陽光・蓄電池・V2Hを同時に制御知ることができます。

【シャープV2Hのラインナップ】

  • V2Hシステム

オムロンのV2H

オムロンのV2Hは、V2XのKPEP-Aシリーズになります。変換器とケーブルが別々になっているため、省スペースでスタイリッシュなのが特徴です。

オムロンV2Hのラインナップ
  • V2X

パナソニックのV2H

パナソニックのV2Hは、eneplat(エネプラット)になります。電気自動車と蓄電池の同時充放電ができ、Aiseg2連携で更なる自家消費率を向上させることができるのが特徴です。

パナソニックV2Hのラインナップ
  • eneplat(エネプラット)

長州産業のV2H

長州産業のV2Hは、パナソニックのeneplat(エネプラット)のOEMになります。特徴は価格が割安なのが特徴です。

長州産業V2Hのラインナップ
  • SMARTPVEVO(スマートPVエボ)

長府工産のV2H

長府工産のV2Hは、ニチコンのトライブリッドのOEMになります。特徴は20年保証まで延長ができるのが特徴です。

長府工産V2Hのラインナップ
  • リブタワープラス

デンソーのV2H

デンソーはニチコンのEVパワーステーションのプレミアムモデルをOEMで使用。しかしデンソーならではのサービスもあり、デンソー製のHEMSと連携が可能

【デンソーV2Hのラインナップ】

  • 充放電機器

東光高岳のV2H

東光高岳のV2Hは急速充電器の技術を活かしてV2Hを販売しています。東光高岳ならではの非系統連系型のV2H

【東光高岳V2Hのラインナップ】

  • SmanecoV2H

V2Hを導入する流れ

V2Hの導入の流れについて解説していきます。

①業者に見積もり依頼
まずは業者に現場調査をしてもらい、見積もりをもらいましょう。1社では比較ができないので、3社は取るようにすると良いです。
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②契約締結・申請
安心できる業者と契約締結していきます。V2Hは国と電力会社への申請が必要になります。
③設置工事
申請の許可が降りてくると工事ができます。設置工事は1〜2日ぐらいです。

V2Hの価格や設置費用はいくら?

気になるV2Hの価格について説明していきます。V2Hはメーカーやタイプによって価格は違います。相場価格とすれば80万円〜180万円ぐらいになりますタイプの選び方はご家庭によって必要な機能など違いますので、ライフスタイル見合ったタイプを選んでいきましょう

ニチコンV2Hの相場価格
タイプ価格(税抜)
スタンダード498,000円〜
プレミアム898,000円〜
プレミアムPlus(プラス)1,707,000円〜
トライブリッド(一体型)3,700,000円〜
トライブリッド(セパレート型)3,700,000円〜
シャープV2Hの相場価格
タイプ価格(税抜)
V2Hシステム1,600,000円〜
オムロンV2Hの相場価格
タイプ価格(税抜)
V2X1,600,000円〜
パナソニックV2Hの相場価格
タイプ価格(税抜)
eneplat(エネプラット)1,760,000円〜
長州産業V2Hの相場価格
タイプ価格(税抜)
スマートPVエボ1,760,000円〜
長府工産V2Hの相場価格
タイプ価格(税抜)
リブタワープラス2,200,000円〜
デンソーV2Hの相場価格
タイプ価格(税抜)
充放電機器1,100,000円
東光高岳V2Hの相場価格
タイプ価格(税抜)
Smaneco V2H750,000円

設置工事の相場価格

次に設置工事の相場価格について解説していきます。V2Hは設置工事が必要になってきます。V2Hの工事は電気工事になりますので、専門資格を持った電気工事士が工事を行っていきますV2Hの設置工事の費用は約25万円〜70万円が相場価格ただし、ご家庭によってはさらに追加費用がかかることもありますので、正確な価格が知りたい方は、何社か相見積もりを取って自分の家の相場価格を知ると良いでしょう

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V2Hは国や自治体からの補助金がある

V2Hは国や各自治体から補助金が出ています。国と各自治体では補助額や条件が違いますので、確認しておきましょう。

V2Hに対して国の補助金
主催名称補助上限額公式HP
経済産業省CEV補助金・設備費:上限30万円(補助率1/3)
・工事費:上限15万円(個人)
詳細を見る
V2Hに対して東京都の補助金
自治体公募期間補助上限額公式HP
東京都令和6年度設置費の1/2
(上限50万円)
詳細を見る

V2Hをお得に導入するには?

V2Hを最安値で設置するには相見積もりを取ることです。V2Hの価格は販売店によってまちまちです。ですから高いのか安いのかは1社ではわかりません。なので、せめて3社は見積もりを取ることが必要になってきます。また、一貫体制であれば販売、工事、アフターも安心できると思いますので、自社工事かどうかも聞くようにしましょう。

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まとめ

V2HはEV車と家を繋ぐ充放電設備になります。EV車に充電したり、EV車の電気を放電したりすることができます。

大きな特徴は2つあり、電気代の削減ができたり、停電対策にも活用できる点V2Hに必要なものはEV車になります。EV車がないと意味がありません

導入の流れとしては、まずは見積もりを取るところからになります。

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監修

エコアドバイザー
『誠実さ・正直に・価値提供』という思いでみんエネ倶楽部を運営しています。営業経験やメーカーの情報、施工業者の情報など1次情報をはじめ、住宅用V2Hのお得な情報や正しい情報など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。住宅用V2Hのことでお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

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