電気自動車の充電設備の選び方で悩んでいませんか?値段が安いけど、このコンセントで良いのかな?などと気にされる方は多いです。
こんなお悩みがある方
・充電設備の選び方が知りたい
・EV・PHEV用充電設備のラインナップが知りたい
そんな不安を抱えている皆さんに、少しでも問題解決できるように分かりやすく充電設備の選び方について解説していきます。
【この記事の信頼性】
太陽光業界に2009年から活動している管理者(営業・2種電気工事士)が、メーカーや販売業者、商社から色々情報を入手して、住宅用V2Hの勉強をしたい人向けに、失敗しない住宅用V2H導入方法の解説をしています。
この記事は、充電設備の選び方や価格帯などをお伝えしていきます。
- この記事を読むメリット
- この記事を読んで頂ければ、V2H(充放電設備)とEV・PHEV用充電設備の種類がわかりますので、ご家庭に見合った選択ができることでしょう。
充電設備を選ぶ項目は7つあり、「受電方式」「最大出力」「対応車種」「充電ケーブルの有無」「設置場所」「安全性・セキュリティ対策」「価格」になります。選び方を間違えると充電速度が遅かったり、いたずらされたり、無駄に費用がかかったりとなりますので、ご家庭にあった充電設備を選んでいきましょう。
また電気自動車の電気を家でも使いたいとなればV2H(充放電設備)になります。
そしてV2H(充放電設備)を最安価格で設置する方法は相見積もりを取ることです。エコ×エネなら人気販売施工会社の見積もりが無料で取得できますので、良ければ活用してみて下さい。
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目次
電気自動車の充電設備の選び方
電気自動車の充電設備の選び方を紹介していきます。充電設備の選ぶ項目は7つあります。「受電方式」「最大出力」「対応車種」「充電ケーブルの有無」「設置場所」「安全性・セキュリティ対策」そして「価格」です。
受電方式 | 100Vや200Vを指し、単相式や三相式がある |
最大出力 | 充電する時の出力。高いほど充電が早い。 |
対応車種 | 電気自動車に対応している・いない |
充電ケーブルの有無 | 充電ケーブルが搭載している・いない |
設置場所 | 壁掛けや単独設置がある |
安全性・セキュリティ対策 | いたずら防止付きや鍵付きがある |
価格 | 設置費用価格(工事内容によって変動) |
受電方式
受電方式とは100Vや200Vを指し、単相式や三相式があります。基本的に一般住宅であれば200Vの交流単相式になります。100Vはほとんどお勧めしません。
最大出力
最大出力は充電する時の出力になります。数字が大きければ大きいほど充電時間が早いです。なので、電池が大容量の電気自動車の場合は、出力が小さいと充電時間に10時間以上かかることもあります。充電時間を考えた上で決めていくのが良いです。
対応車種
電気自動車に対応している車種かという項目になります。基本的に普通充電ならどの車種でも対応してきますが、チャデモを使用する急速充電の場合は、対応していない車種もありますので、確認しておきましょう。
充電ケーブルの有無
充電ケーブルの有無です。充電設備はコンセントしか設置しません。なので充電ケーブルがなければ充電ができない状況に陥ります。しかし、充電ケーブル付きの充電設備も存在しますので、充電ケーブル付きが良いという方は、充電ケーブル付きの充電設備が良いでしょう。
設置場所
充電器をどこに設置するかという項目です。100Vや200Vの普通充電は壁掛けなどがありますが、急速普通充電やV2Hに関しては単独で設置してきます。
安全性・セキュリティ対策
安全性・セキュリティ対策の仕様かどうかになります。充電設備はあくまでコンセントと一緒なので誰でも抜き差しできる状態です。盗電させるケースも出てくることでしょう。なので、いたずら防止付きの充電設備にする方も多いです。
価格
充電設備の価格になります。充電設備の価格は、商品や工事内容によってまちまちです。しかし、安いから良い・高いから良いというわけではありません。各ご家庭のライフスタイルに合わせて選択すことが重要になってきます。例えば、安い商品になると充電時間が長かったり、いたずら防止機能が付いていないので、リスクが大きい方もいることでしょう。なので、家庭に見合った商品で選んでいくことが良いでしょう。
パナソニックのEV・PHEV用充電設備
パナソニックのEV・PHEV用充電設備は、コンセントタイプやBOX収納タイプ、スタンドタイプ、高出力タイプがあります。
- EV・PHEV用充電設備ラインナップ
商品 | 受電方式 | 最大出力 | 対応車種 | 充電ケーブル | 設置場所 | セキュリティ | 商品価格 |
WK4322 | 100/200V | 0.6~3.2kW | 多い | なし | 壁設置 | × | 詳細を見る |
WK4422 | 100/200V | 0.6~3.2kW | 多い | なし | 壁設置 | △ | 詳細を見る |
BPE021 | 100/200V | 0.6~3.2kW | 多い | なし | 壁設置 | ○ | 詳細を見る |
BPE221 | 100/200V | 0.6~3.2kW | 多い | なし | 壁設置 | ○ | 詳細を見る |
DNM021 | 100/200V | 0.6~3.2kW | 多い | なし | 独立設置 | △ | 詳細を見る |
DNH326 | 200V | 3kW・6kW | 多い | あり | 壁設置 | △ | 詳細を見る |
100V・200V普通充電機器
普通充電用のコンセントには200Vと100Vの二種類があります。単相交流100Vまたは200Vを使用して充電していく充電器になります。
100V充電であれば1時間でおよそ1.5kWhの充電で、200V充電であれば1時間で3kWhの充電になります。なので、例えば日産サクラの20kWh搭載の電気自動車をフル充電しようとすれば、200Vで約7時間弱の時間になります。
高出力普通充電器
高出力普通充電器は、充電ケーブルとコネクターが搭載されており、そのまま電気自動車に差し込んで充電していきます。6kWの高出力なので、普通充電器の3kWに比べると倍の速度で充電ができます。
V2H(充放電設備)とは
V2H(充放電設備)とは、「Vehicle to home」(ビークル トゥ ホーム)の略称で、「乗り物(Vehicle)から家(home)へ」という意味になります。電気自動車に蓄えられた電気を家に送ったり、電力会社の電気や、太陽光発電の電気を電気自動しに蓄えたりできる充放電設備になります。
V2Hの仕組み
V2Hの電気の仕組みを知っておきましょう。全体像がイメージできれば電気の流れもわかることでしょう。
太陽光発電で発電した電気をご家庭で使用し、余った電気はV2Hを通して電気自動車に貯めることができます。また曇りや雨の時は、電力会社の電気もV2Hを通して電気自動車に溜めることができます。そして、電気自動車に溜まっている電気はV2Hを通してご家庭で使うことも可能です。
V2Hが良いご家庭
では、充電設備ではなくV2Hが良いご家庭はどんな家なのか紹介していきます。V2Hが良いご家庭は、太陽光発電を設置しているご家庭になります。またこれから太陽光発電を検討している方も良いでしょう。
太陽光発電を上手に活用できる
V2Hがあれば太陽光発電で発電した電気を電気自動車に溜めることができます。特に卒FITの方や売電単価が安い方は特に上手に活用できることでしょう。例えば電力会社の電気を充電した場合は、約25円ぐらいかかりますが、卒FITの場合は約10円ぐらいなので半値以上の価格で充電することができます。
電気代の削減ができる
V2Hがあることで電気代の削減ができるということです。
例えば電気料金の安い夜間にEV車に充電し、それを昼間に使うことで電気代を節約することができます。いわゆる蓄電池の代わりになるってことです。
卒FITの場合なら売電単価が安いので、売るよりEV車に電気を溜めて使った方がお得です。その分電力会社から電気を買わなくて済みますので電気代を抑えれます。
上手にモードを活用すれば電気代を大幅に下げることができます。
EV車が蓄電池変わりで非常用電源として活用
V2HはEV車の電気を使って非常用電源としても活用できます。停電が起きれば家の電気は真っ暗になりますが、V2HとEV車を繋いで停電用に切り替えれば家中の電気が使えるようになります。
災害は今どこでいつ起きるか分からないご時世ですので、安心して過ごすことができるでしょう。
V2Hはメリットがたくさん
V2Hってどんなメリットがあるのか気になりますよね。V2Hのメリットは8つあります。
V2Hのメリット8選
- 電気代の削減ができる
- 停電時でも電気が使える
- 電気自動車(EV車)に充電できる
- EV車に溜まっている電気を家で使える
- 蓄電容量が大きい
- 充電時間が早い
- 太陽光発電の余剰電力を有効活用できる
- 環境に良い
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V2Hにもデメリットは存在する
もちろんデメリットもあります。メリットがあればデメリットもあります。しっかり確認しておきましょう。
V2Hのデメリット5選
- 電気自動車が必要
- 対応車種が限られる
- バッテリー劣化
- 設置場所の確保がいる
- 設置費用がかかる
V2Hの取り扱いメーカー
V2Hの取り扱いメーカーを紹介していきます。現状ではニチコンとオムロン、長州産業、デンソー、パナソニック、長府工産、東光高岳(とうこうたかおか)になります。
【V2Hの取り扱いメーカー】
先々では、シャープが発売予定になっています。
ニチコンのV2H
住宅用V2HはニチコンのEVパワーステーションが主流です。ニチコンのV2Hはラインナップが豊富。
【ニチコンV2Hのラインナップ】
ニチコンのV2H(EVパワーステーション)を完全攻略?特徴・施工・価格すべて解説
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デンソーのV2H
デンソーはニチコンのEVパワーステーションのプレミアムモデルをOEMで使用。しかしデンソーならではのサービスもあり、デンソー製のHEMSと連携が可能。
【デンソーV2Hのラインナップ】
- 充放電機器
デンソーのV2H(充放電機器)を完全攻略?特徴・施工・価格すべて解説
東光高岳のV2H
東光高岳のV2Hは急速充電器の技術を活かしてV2Hを販売しています。東光高岳ならではの非系統連系型のV2H。
【東光高岳V2Hのラインナップ】
- Smaneco V2H
東光高岳のV2H(Smaneco V2H)を完全攻略?特徴・施工・価格すべて解説
V2Hの価格や設置費用はいくら?
気になるV2Hの価格について説明していきます。V2Hはタイプによって価格は違いますが相場価格とすれば80万円〜180万円ぐらいになります。タイプの選び方はご家庭によって必要な機能など違いますので、ライフスタイル見合ったタイプを選んでいきましょう。
【最新版】V2Hの価格をぶっちゃけます!設置費用・選び方・補助金まで伝授!
【ニチコンV2Hの相場価格】
タイプ | 価格(税抜) |
スタンダード | 498,000円〜 |
プレミアム | 898,000円〜 |
プレミアムPlus(プラス) | 1,707,000円〜 |
【デンソーV2Hの相場価格】
タイプ | 価格(税抜) |
充放電機器 | 1,100,000円 |
【東光高岳V2Hの相場価格】
タイプ | 価格(税抜) |
Smaneco V2H | 750,000円 |
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V2Hは国や自治体からの補助金がある
V2Hを導入する際、国や各自治体から補助金が出ています。国と各自治体では補助額や条件が違いますので、確認しておきましょう。
【最新版】住宅用V2Hの補助金情報を解説/国・各自治体も公開
- V2Hに対して国の補助金
主催 | 名称 | 補助上限額 | 公式HP |
経済産業省 | CEV補助金「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」 | ・設備費:上限75万円 ・工事費:上限40万円(個人) | 詳細を見る |
Sii(環境共創イニシアチブ) | DP補助金「電気自動車の充電シフト実証事業」 | ・V2H本体:上限75万円 ・工事費:上限40万円 ・実証協力金:6万円 | 詳細を見る |
- V2Hに対して東京都の補助金
まとめ
今回は、充電設備の選び方について解説してきました。充電設備の選ぶ項目は7つあり、「受電方式」「最大出力」「対応車種」「充電ケーブルの有無」「設置場所」「安全性・セキュリティ対策」「価格」です。
パナソニックのEV・PHEV用充電設備は、コンセントタイプやBOX収納タイプ、スタンドタイプ、高出力タイプがある。
また充電だけではなく、電気自動車に溜まっている電気を放電したいとなればV2Hが必要になります。そうすることで、太陽光発電を上手に活用ができたり、電気代の削減に繋がってきます。
V2H(充放電設備)を最安価格で設置する方法は相見積もりを取ることです。エコ×エネなら人気販売施工会社の見積もりが無料で取得できますので、良ければ活用してみて下さい。
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監修
- エコアドバイザー
- 『誠実さ・正直に・価値提供』という思いでみんエネ倶楽部を運営しています。営業経験やメーカーの情報、施工業者の情報など1次情報をはじめ、住宅用V2Hのお得な情報や正しい情報など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。住宅用V2Hのことでお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
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