住宅用V2Hでのメーカーランキングが知りたいと思っていませんか?どこのメーカーが一位なの?上位トップメーカーは?と気になることでしょう。
こんなお悩みがある方
・住宅用V2Hのランキングが知りたい
・おすすめのV2Hメーカーが知りたい
そんな不安を抱えている皆さんに、少しでも分かりやすく住宅用V2Hのランキングついてまとめています。
【この記事の信頼性】
太陽光業界に2009年から活動している管理者(営業・2種電気工事士)が、メーカーや販売業者、商社から色々情報を入手して、住宅用V2Hの勉強をしたい人向けに、失敗しない住宅用V2H導入方法の解説をしています。
この記事は、住宅用V2Hのメーカーランキングやおすすめメーカーの解説をしています。
- この記事を読むメリット
- この記事を読んで頂ければ、V2Hのメーカーランキングが分かりますので、人気メーカーのV2Hが選ぶことができるでしょう。
住宅用V2Hのメーカーランキングで1位なのは、ニチコンになります。ニチコンは、V2Hを世界で初めて開発したメーカーでもあるので、実績や信頼性あります。
2020年までは三菱のV2Hが第2位でしたが、2021年をもって生産終了し、3位のデンソーが繰り上がってくることになります。
おすすめのV2Hメーカーはニチコン、デンソー、東光高岳の3メーカーです。
V2Hは補助金の活用もできます。そして、安く導入するには相見積もりを取ることです。エコ×エネなら人気販売施工会社の見積もりが無料で取得できますので、良ければ活用してみて下さい。
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目次
V2Hとは
V2Hとは、「Vehicle to home」(ビークル トゥ ホーム)の略称で、「乗り物(Vehicle)から家(home)へ」という意味になります。電気自動車に蓄えられた電気を家に送ったり、電力会社の電気や、太陽光発電の電気を電気自動しに蓄えたりできる充放電設備になります。
V2Hの機器構成と機能
V2Hの機器構成ってどうなっているのか、気になる方もいると思いますので解説していきます。
- V2Hの機器構成(プレミアムモデルの場合)
ここではニチコンV2Hのプレミアムモデルを参考に機器構成を紹介していきます。
機器構成は以下の内容になります。
- V2H本体 ⇨電気自動車の側に設置します。
- 通信アダプター ⇨スマホに遠隔操作の通信を行います。
- 自動切替分電盤 ⇨系統と自立出力の切替、制御電源の供給を行います。
- V2Hの機能
V2Hの機能としては変換機になります。車に溜まっている直流電力をV2Hで交流電力に変換しご家庭で使えたり、その逆の交流電力を直流電力に変換し電気自動車に電気を溜めたりできるのがV2Hということになります。イメージで言いますと、太陽光発電で使用するパワーコンディショナの役目と一緒です。電気自動車バージョンと思っていただければ良いでしょう。それに付加価値がついて停電時にも電気自動車の電気を使うことも可能です。
V2Hに必要なもの
V2Hを使うために必要なものは、V2Hに対応してる電気自動車(EV車)が必要になります。なので、対応している電気自動車メーカーを紹介してきます。
- V2Hに対応している電気自動車メーカー
- 日産
- 三菱
- トヨタ
- ホンダ
- スバル
- BYD
- Hyundai
- ベンツ
V2Hメーカーによって非対応の対応車種もありますので、確認は必要です。
V2Hの人気メーカーランキング
住宅用V2Hのメーカーランキングを発表していきます。住宅用V2Hのメーカーランキングの第1位はニチコン、第2位はデンソー、第3位は東光高岳になります。2020年までは、第2位は三菱でしたが2021年をもって生産終了したことで、デンソーなどが繰り上がってきました。ちなみに2020年ではニチコンV2Hのシェア率は69%になります。
- 第1位:ニチコン
- ニチコンのEVステーションはラインナップが豊富で住宅用V2Hでは設置しやすいメーカーになります。もちろんV2Hを世界で初めて開発したメーカーでもあるので、実績や信頼性が魅力です。
ラインナップは、スタンダード、プレミアム、プレミアムPlusとあり、また蓄電池を掛け合わしたトライブリッドにもV2Hの設置が可能です。
- 第2位:デンソー
- デンソーは自動車部品の開発メーカーで、V2H充放電器を販売しています。実はニチコンのEVパワーステーションをOEMで使用していますので、モデルは一緒になります。しかしデンソーならではのサービスもあり、デンソー製のHEMSと連携が可能。天気予報と連携して発電量や電力プランなどの情報から最適に電力のマネジメントも行ってくれます。
- 第3位:東光高岳
- 東光高岳(とうこうたかおか)は、インフラ向けの変電設備や配電設備を手掛けている会社になります。東光高岳のSmanecoV2Hは非系統連系型のV2Hになります。電力系統の影響を受けず家電機器に給電が可能。
人気おすすめメーカー
では、ランキング上位の人気おすすめメーカーの紹介をしていきます。
ニチコン
ニチコンは住宅用V2Hの先駆者でシェア率もトップでラインナップも豊富です。そのラインナップとしては、スタンダード、プレミアム、プレミアムPlusになります。
ラインナップ | タイプ | サイズ(幅・高さ・奥行) | 自立運転時出力 | 停電対応 | 操作方法 | 保証年数 | 価格(税抜) |
スタンダード(N7) | 系統連系型 | 809mm 855mm 337mm | 3kVA未満 | 特定負荷 | 本体スイッチ | 2年 | 548,000円 |
プレミアム | 系統連系型 | 809mm 855mm 337mm | 6kVA未満 | 全負荷 | 本体スイッチ+スマホ | 5年 | 898,000円 |
プレミアムPlus | 系統連系型 | 809mm 855mm 337mm | 6kVA未満 | 全負荷 | 本体スイッチ+スマホ | 5年 | 1,707,000円〜 |
ニチコンのV2H(EVパワーステーション)を完全攻略?特徴・施工・価格すべて解説
デンソー
デンソーはニチコンのプレミアムモデルをOEMで販売していますが、デンソー製のHEMSと連携が可能なので、HEMS機能を活用したい方は、デンソーのV2H充放電器の選択になってくるでしょう。
ランナップ | タイプ | サイズ(幅・高さ・奥行) | 自立運転時出力 | 停電対応 | 操作方法 | 保証年数 | 価格(税抜) |
V2H充放電器(DNEVC-D6075) | 系統連系型 | 809mm 855mm 337mm | 6kW未満 | 全負荷 | 本体スイッチ+スマホ | 5年 | 1,100,000円 |
デンソーのV2H(充放電器)を完全攻略?特徴・施工・価格すべて解説
東光高岳
東光高岳は電力インフラ向けの設備を手掛けている会社で、高速道路のサービスエリア(SA)などに設置している電気自動車用急速充電器の技術を活かして住宅用V2Hの販売。
ラインナップ | タイプ | サイズ(幅・高さ・奥行) | 自立運転時出力 | 停電対応 | 操作方法 | 保証年数 | 価格(税抜) |
Smaneco V2H (CFD1-B-V2H1) | 非系統連系型 | 580mm 742mm 310mm | 3kW | 全負荷 | 液晶パネル | 3年 | 750,000円 |
東光高岳のV2H(Smaneco V2H)を完全攻略?特徴・施工・価格すべて解説
V2Hの8つのメリット
V2Hのメリットは8つあります。
V2Hのメリット8選
- 電気代の削減ができる
- 停電時でも電気が使える
- 電気自動車(EV車)に充電できる
- EV車に溜まっている電気を家で使える
- 蓄電容量が大きい
- 充電時間が早い
- 太陽光発電の余剰電力を有効活用できる
- 環境に良い
V2Hの5つのデメリット
V2Hのデメリットは5つあります。
V2Hのデメリット5選
- 電気自動車が必要
- 対応車種が限られる
- バッテリー劣化
- 設置場所の確保がいる
- 設置費用がかかる
V2Hの選び方
V2Hの選び方は、ライフスタイルで選ぶことです。ご家庭によって生活リズムや家電製品の設備はまちまち。なので、ご自身のライフスタイルで選択することが良い選択につながってきます。
例えば、操作は楽が良い、太陽光発電の余剰電力を効率よく使いたい、停電時に安心したいとなればニチコンV2Hのプレミアムモデルに向いているでしょう。
ただ、どんな機能があるのか分からなければ、ライフスタイルに当てはめていけませんので、ポイント項目を載せておきます。参考にしてみてください。
ポイント項目 | 内容 |
タイプ | 「非系統連系型」と「系統連系型」があり、停電時に電力会社、蓄電池、太陽光の電力を同時に使用できるかに関係 |
サイズ | 設置場所に関係 |
塩害仕様 | 塩害地域に関係 |
耐浸水性 | 浸水に関係 |
倍速充電 | 充電時間に関係 |
定格出力 | 停電時に一度に使える電力に関係 |
停電対応 | 「特定負荷」と「全負荷」があり、停電時に使える場所に関係 |
操作方法 | V2Hの操作に関係 |
保証年数 | 故障した年数に関係 |
価格 | 導入費用に関係 |
詳しくは下記の記事で解説しています。
V2Hの補助金
V2Hは国や各自治体から補助金が出ています。国と各自治体では補助額や条件が違いますので、確認しておきましょう。
【最新版】住宅用V2Hの補助金情報を解説/国・各自治体も公開
- V2Hに対して国の補助金
主催 | 名称 | 補助上限額 | 公式HP |
経済産業省 | CEV補助金 | ・設備費:上限75万円 ・工事費:上限40万円(個人) | 詳細を見る |
Sii(環境共創イニシアチブ) | DP補助金 | ・V2H本体:上限75万円 ・工事費:上限40万円 ・実証協力金:6万円 | 詳細を見る |
- V2Hに対して東京都の補助金
V2Hを安く導入するコツ
V2Hを安く導入するには相見積もりを取ることです。V2Hの価格は販売店によってまちまちです。ですから高いのか安いのかは1社ではわかりません。なので、せめて3社は見積もりを取ることが必要になってきます。また、一貫体制であれば販売、工事、アフターも安心できると思いますので、自社工事かどうかも聞くようにしましょう。エコ×エネなら人気販売施工会社の見積もりが無料で取得できますので、良ければ活用してみて下さい。
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まとめ
住宅用V2Hのメーカーランキングで1位はニチコン。ニチコンは、V2Hを世界で初めて開発したメーカーで、実績や信頼性が抜群に高いです。
2020年までは三菱のV2Hが第2位でしたが、2021年をもって生産終了したことで、3位のデンソーが繰り上がってくることになります。
おすすめのV2Hメーカーはニチコンとデンソー、東光高岳の3メーカーなります。
V2Hは国や各自治体から補助金が出ていますので、上手に活用していきましょう。そしてお得に導入するには相見積もりを取ることをお勧めします。エコ×エネなら人気販売施工会社の見積もりが無料で取得できますので、良ければ活用してみて下さい。
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監修
- エコアドバイザー
- 『誠実さ・正直に・価値提供』という思いでみんエネ倶楽部を運営しています。営業経験やメーカーの情報、施工業者の情報など1次情報をはじめ、住宅用V2Hのお得な情報や正しい情報など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。住宅用V2Hのことでお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
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